STAFFBLOG

道具の進化について

こんにちは
門池です

厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、生まれが豪雪地帯ということもあるのか、元気に働いております。

さて、今回は道具の進化について投稿してみます。
すべての職業には道具が必要だと思います。
料理人の包丁や、音楽家の楽器、絵描きの筆やキャンバス、またはPCも今では必要不可欠になりつつあるのでしょうかね。

私たち建設業は、一つのプロジェクトに数多くの専門職がかかわり、その専門性の高さからも、今どき流行らない訓練や修行を重ね、道具を使いこなすことを要求されます。

同時に扱う道具自体も驚くようなスピードで進化を遂げています。
その進化について、個人的には「進化と衰退」や「二律背反」が同時に存在しているように感じてます。

建築現場では、最新のツールやテクノロジーの進化が進んでいる一方で、その影響で伝統的な職人技術が影を潜めているのではないでしょうか。

例えば、新しい電動工具や測定の機器類は、作業を格段に速く進められるようにしました。昔ながらの手作業から解放され、建築プロジェクトの進行がスピーディーになりました。

そして最新の技術は、新しい建築材料や持続可能な素材の採用を後押ししています。これにより、建物の耐久性が向上し、同時に環境への影響も軽減されています。

こう書くといいこと尽くしのように感じますね。

しかし、新しい道具の普及により、伝統的な手作業や職人技術への需要が低下しています。これが続くと、熟練した職人のスキルが失われていきます。
そして、道具の進化のスピードに職人が追い付かなくなり、後進の育成にも影響が出てきます。

そのうえ、作業の自動化により、人手が必要となくなる部分が発生し、職人の雇用が減少しています。これは職人たちにとって深刻な問題となっています。

伝統的な職人技術と最新テクノロジーの調和は容易ではありません。地道な手作業とハイテクツールの使い方をマッチさせ、最良の結果を生む方法を見つけるのは一筋縄ではいかない課題ですね。

特に私たちが扱う注文住宅の建築現場では、技術の進歩と職人技術が調和していくことが大切だと日々実感しております。
新しい技術と手仕事の組み合わせにより、より機能的で耐久性のある建築物が生み出され、その一つ一つがお施主様の一生に一度のお買い物のお手伝いとなっていくんだと思います。

なかなかに取り留めのない話でしたが、結論がないということが結論であり、考えることが日々の成長につながるんだと思います。

それでは、またアップします。

公式Instagram 公式Instagramはこちら
サブコンテンツ

PAGE TOP