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屋上防水の見積前に確認したい3つのこと|使い方・既存状態・工事中の出入り
屋上の防水改修を相談するとき、「どの防水材がよいか」「いくらかかるか」だけでは、見積の前提がそろわないことがあります。晃栄ホームの過去の施工記録では、屋上をどう使っているかに加え、工事中に職人がどこから出入りするかも、提案を組み立てる大切な条件になりました。
今回は、2017年に公開した屋上防水工事の記録をもとに、相談前に整理しておきたい点をご紹介します。過去の一現場の条件であり、同じ工法・仕様・工期をすべての建物に当てはめるものではありません。
施工記録:防水の仕様と、屋上への出入りを一緒に考えた現場
過去記事「屋上防水工事」で紹介したのは、鉄骨ALC造の建物です。屋上へ上がる機会は少なく、雨漏りを防ぎながら費用も抑えたい、というご相談でした。
この現場ではウレタン塗膜防水を提案し、ガラスクロスや脱気筒についても施工記録に残しています。一方で、屋上へ行くには室内を通る必要があったため、外部に昇降用の仮設足場を設けました。防水面の仕様だけでなく、施工するための経路も含めて計画した事例です。
1.屋上の使い方を伝える
普段は立ち入らない屋上なのか、洗濯物を干すのか、植物を置くのか。使い方によって、相談時に確認すべき条件は変わります。「今は使っていないが、将来は使いたい」という希望も、見積の前に共有しておくと、現状だけを前提に話が進むことを防げます。
先の現場では、利用頻度が低いことが提案の前提でした。別の使い方をする屋上について、そのまま同じ仕様が適していると判断することはできません。
2.雨漏りの状況と、過去に行った工事を整理する
雨漏りがある場合は、気づいた時期、室内のどこに現れるか、雨が降ったときの様子など、分かる範囲で伝えてください。以前の工事の見積書や写真が残っていれば、現地確認の際の手がかりになります。分からない仕様を推測して埋める必要はありません。
晃栄ホームの別の防水工事の記録では、工場の折板屋根で水かけ検査を行い、補修・乾燥後に再度確認しています。こちらは屋上防水の事例とは建物も工法も異なりますが、仕上がりの見た目だけでなく、原因の確認と施工後の確認を分けて考える参考になります。
3.工事中の出入りと仮設の範囲を確認する
屋上への経路、在宅できる時間、室内を通る場合の養生、外部から上がる方法なども、早めに相談したい項目です。見積を比較するときは、防水工事本体に加え、足場・養生などがどこまで含まれているかを確認してください。
2017年の現場では外部の昇降用足場を設けていますが、すべての現場で同じ方法が必要になるわけではありません。敷地と建物の条件を確認して判断する内容です。
写真で分かることと、現地で確認することを分ける
完成写真は、屋外と室内の関係や住まいのイメージを共有する材料になります。一方、写真だけでは既存の防水層の状態や補修範囲までは判断できません。GALLERYの施工事例も住まいのご希望を伝える参考にご覧ください。今回の防水改修現場と、GALLERY掲載住宅を同一の事例として紹介するものではありません。
防水改修や住まいの施工については、一般のお客様のご相談窓口へ。設計事務所・建築家の皆さまは、設計事務所向けの施工相談窓口からご相談ください。図面や過去の工事記録の有無、現在のお困りごとを、分かる範囲でお知らせください。
