STAFFBLOG
~木造R壁(曲線)~
こんにちは!!
上野です!
半年ぶりの投稿です。
夏ピークの暑さはどうやら終わりを迎え、涼しく快適な今日この頃です。
今回のタイトルはR壁(曲線壁)の製作工程を写真を載せながら記事にしたいと思います。
ほとんどのお家、お部屋の間取りは四角形、三角形、台形などの直線的なのが一般的です。
建物を作る際に通り芯という基準ラインが格子状にあり、その基準ラインから壁の位置などが決まるので直線の組み合わせで建てていくのは想像しやすいですよね。
ここで今回の曲線となるとどういった資材を使うのか、正確な位置の出し方など気になるところだと思います。
まずは壁の基礎となる部分の位置の出し方ですが、ここでもやはり通り芯が基準となり通り芯からRの支点を寸法で出します。
今回はちょうど〇の4/1程度の曲線でした。
位置が決まればそこに鉄筋を組み型枠をしてコンクリートを流して基礎が出来上がります。
基礎の上からは木材を使って組み上げます。
基本的には家の作りと同様で土台→柱→梁と工程は同じです。(今回は独立壁なので梁ではなく笠木ベニヤ)
土台と笠木R加工は寸法を材木屋さん伝え加工してもらいます。
骨組みとなる部分ができたら面材(9mm厚)のベニヤ板を骨組みに打ち付けるのですが、Rとなると普通のベニヤ板は張り付けられません。
ここで使用するのが曲げベニヤというベニヤ板です!
名前の通りクネクネと曲げられる魔法のようなベニヤがあるのです!(薄いベニヤの繊維方向を揃えて貼り合わせてるのか芯材にスリットを入れているのか、知識不足で申し訳ないですが製造方法はわかりません、、。笑)
曲げベニヤを使い骨組み柱に張り付けて下地の完成となります。
この出来上がった下地に仕上げは外壁材(左官)塗って完成となる予定です。
完成写真はまた追って投稿しますので、楽しみにしていてください。
今回はこの辺で!
それではまた!