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建築写真の考え方

こんにちは。企画設計部です。

弊社ではホームページとは別にインスタグラムでも過去の実績をご紹介しております。(URLを載せているので是非みてみてください!)
過去の仕事を感じてもらえたらと思い、テキストを載せず写真のみを載せております。
ということで、今回は建築写真について考えてみたいと思います。

建築という行為は長い歴史のある土地の一部の活用という考えもあります。
私は建築に対して、変化する金太郎飴を「現在」で切った断面のようなイメージを持っています。あくまで歴史の一部のような。。
建築写真というのは正にその瞬間を切り取った作品です。

建築は「写真芸術」と揶揄されることもあります。
例えば建築家の安藤忠雄は写真のアングルから空間の構成を考えているという噂を聞いたことがあります。
また、写真にテレビが置かれることを嫌うとも聞いたこともあります。(あくまで噂です)

このような言い回しをすると本質からかけ離れた建築家のエゴのように思われるかもしれませんが、
金太郎飴の例えのなかでは写真こそが建築の本質であるとも考えられます。
そのことにストイックに向き合う姿勢は見習うべきであり、プロとしての正しい姿の一つなのだと思い関心したことを覚えています。

話がこじれてきましたが、建築写真家のこだわりを紹介するとともに、建築写真家の熱量を感じてもらえればと思います。

「光」
光の扱い方は写真家ごとに異なります。
一部の写真家は自然光を最大限に活用し、建物の美しさを引き出すために慎重に光の方向や強度を考えます。
そのため、昼景はあえて照明を使わない写真家は多くいます。
他の写真家は、光の効果を強調するために人工的なライティングを使用するかもしれません。
時間帯も日の出や薄暮などの刹那的な瞬間を捉えようとする方もいます。

「構図と視点」
写真家は建築物を撮影する際、独自の構図や視点を持っています。
一部の写真家は建物全体を捉えることを重視し、建物の大きさや形状を強調することを好みます。
例えば家具の一部が画角から切れることを嫌うことが多いです。
他の写真家は細部にこだわり、建物の特徴的な部分やディテールに焦点を当てることを好む方もいます。

「色彩とトーン」
色彩やトーンの表現にもこだわります。
一部の写真家は鮮やかな色彩を好み、建物の鮮やかさや生気を表現することを重視します。
一方、彩度を低くし、コントラストを強くすることで映画のようなイメージを作る方もいます。

これらの違いは、写真家が個々の作品に自分自身の視点や感性を反映させる方法の一部です。
今までにも写真家を指定される建築家もいました。
その結果、同じ建物を撮影しても、異なる写真家によって異なる表現となります。

写真が残ることで、我々も実績を基に信頼が得られており、注文住宅という、
個人の方がお客さんの仕事(=リピートが少ない)が続いていることの一つに写真の力があるのだと思います。

このようなさまざまな視点で建築写真を観れたら新しい楽しさが生まれるかもしれません。
ということで、是非晃栄ホームの↓インスタグラム↓も覗きにきてもらえたら嬉しいです!

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