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現場見学について

こんにちは
門池です

随分と温かくなって日中汗ばむような陽気も続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、現場見学についてです。
先日、お建物のことで不具合などがあった時にいつも連絡を下さり、メンテナンスを任せて頂いているお施主様からご相談がありました。
「親族の子が大学で建築を勉強しているんだけど、課題で木造建築の棟梁と現場監督からお話を聞いてくるというのがあるみたいなんだけど、協力してもらえないかな?」
勿論協力させて頂きます!
現在工事中で木工事が進んでいる現場を検討して、お施主様にご連絡して了解を頂き、設計士にも合わせて了解を頂き皆様方のご厚意で実現することが出来ました。

当日、現場が落ち着く夕方の時間に現場に来るように設定したのですが、私がその前の打合せが少し長引いてしまい少し遅れて到着いたしました。
私が到着した時には既に始まっており、学生さんはみんな女性で5名ほどが現場で棟梁と話していました。
私たちは狭小住宅が多いので、材料や道具が置かれて狭い現場に多くの人がいて中々な感じになっていました。

驚いたのは、普段は非常に寡黙で比較的無愛想な職人肌な棟梁がいままで見たこともないような饒舌になっていたことです!!
どちらかというと黙々と現場をこなし、必要な事以外はあまり話さないような職人気質の昔ながらの親方だったのですが。。。
やはり、若い女の子が来るというのは、私たちの仕事では非常に稀な事なので、親方も舞い上がってしまったのでしょうね。

構造の納まりや大工さんとしての技術的なお話や、金物の役割などの説明を学生さんたちは真剣なまなざしで聞いていました。
本来、監督さんに聞くべき内容に関しても、舞い上がっておしゃべりになってしまった親方はだれにも止めることは出来ず、気がつけば課題の質問事項の全てを応えてしまっていました。
当日、当社の工事部長にも時間を作ってもらっていたのですが、自己紹介とご挨拶だけになってしまいました。

それでも、私たちのような小さな町の建設会社でも、これからのこの業界で活躍するであろう人材の成長の一助になれたことは非常に誇らしく思えました。
また、良く歳を取ると「今どきの若い人は」なんてことを思ったりするようになるのかもしれませんが、今回どの学生さんも礼儀正しくしっかりとしていて、私自身の若いころよりもよっぽどちゃんとしているように感じました。
このような機会は学生さんにとってもいい機会になったのかもしれませんが、私にとっても襟を正すいいきっかけになりました。
私たちの仕事はお施主様にとって一生のお買い物のお手伝いをすることです。
常に学ぶ姿勢をもって正しい提案ができるように日々精進することの大切さを改めて感じることが出来ました。
これからも積極的にこういった機会を設けて行ければと思います。

それでは、またアップします。

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