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職人さんについて
こんにちは
門池です
この間から、私たちの新しい仲間の若くて元気なブログがアップされ、ブログを書く事に逡巡しておりました。
今回は、職人さんについてです。
先日、現在私が現場を見ている内装工事の現場で左官屋さんのオヤジさんとゆっくりと話す機会がありました。
現場は和室の内装の左官で聚楽という仕上がりで、機械や道具が進歩した現在でも職人さんの技術が非常に影響する壁です。
職人さんは現在の左官店に35年務めているという大ベテランでお施主様にも非常に喜んで頂ける良い仕上がりとなりました。
そんな中で足りない材料を買いに行くのに、どういった材料を購入して良いのかわからず職人さんに建材屋さんに一緒に行ってもらいました。
その時にオヤジさんから聞いた話です。
現在、職人さん不足が慢性化しておりますが、左官屋さんの人材事情などを聴かせてくれました。
「私たちの修行していた時代は親方について、仕事を見ながら怒られながら仕事を覚えたもんですが、今の時代は厳しくするとすぐに辞めてしまう若者が多くてね。」
なんだか、どの時代にも同じようなお話があるもんだなと思いました。
私も若いつもりでいますが、もう40代のおじさんとなっており、私自身若い時に職業は違えど同じようなことを言われたような気がします。
現在、オヤジさんがいる左官店では、若手の育成のために手当てを付けたり、環境を整えることにしっかりと取り組んでいるそうです。
(例えば、現場までの運転手をするといくらとか、残業など)
また、見習い期間の3年間をしっかりと勤めあげて、いくつかの試験に合格して現場を任せられるようになると、一人前の証として、会社から左官道具一式をお祝いとしてプレゼントするというような制度で人材離れを食い止めるための様々な取り組みをしていて、熟練の職人さんよりも若手の方が余程待遇がよくて時代が本当に変わったように感じました。
(親父さんも若干嘆いているように感じましたが。。。。)
しかし、そういった取り組みの成果もあり、現在は入社した見習いさんが辞めていくことはほとんどなくなったとの事でした。
どんな業界でも同じだとは思いますが、人材を育成し戦力としていくのは簡単な事ではないんだと実感しました。
前回・前々回と自己紹介をさせて頂いておりましたが、私たちの会社にも新しい、若くてエネルギーのある仲間が二人増えました。
勿論、本人たちのやる気や意欲がある事が大前提ですが、何よりも私たちのような小さな会社でもできる続けたくなるような魅力的な会社づくり、住まいづくりをしていかなくてはならないと改めて感じる一日になりました。
熟練の背中が眩しいオヤジさんです。
まさに背中が語る男ですね。
それでは、またアップします。
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