STAFFBLOG
漏水工事
こんにちは
門池です
先日より、リフォームのご依頼を頂いているお宅様の工事の事です。
そちらのお宅様は当社で新築工事をしたお建物ではないのですが、建てた工務店が倒産してしまったとの事で、設計士さんから依頼が来て細かい手直しなどをさせて頂いておりました。
内容としては、パウダールーム(脱衣場)の床タイルの貼り直しや、台風で折れてしまったTVアンテナの交換、キッチン下の収納扉の不具合の修理などです。
お建物は、いろんなモノやコトに例えられますが、メンテナンスフリーというのはほとんどなく、定期的なお手入れは必ず必要となります。
今回、その中でも地下室の窓の廻りから強い雨の日に水が浸み出てくるというご相談を頂いておりました。
施工方法としては水の侵入経路を発見して外部にシーリングなどでふさぐ工事が一般的です。
しかし、コンクリートやモルタルの内部を水が伝ってきている場合は侵入経路はわかりにくく、また防水工事の工法もかなりあり、選定が難しくもあります。
今回、コンクリート防水の責任施工をしている「日本ザイペックス」の笹島社長に来て頂きました。
基礎防水などを主に当社で依頼している会社なのですが、新たに開発しリリース予定のXLP(ザイペックス・リキッド・ペネトレート)という製品を試験施工で無料にてやって頂けるという事になったのです。
実は、お施主様から漏水の相談を受けていた時に、ザイペックスの笹島社長に防水方法について相談しておりました。
私は防水工事というと、外装改修工事の専門会社にいたので、外側から防水するという固定概念を持っておりましたが、内部の打ち放しコンクリート部分に塗布するだけで防水効果が得られるという製品との事で、どんなすごいものなのか期待しておりました。
開発に約10年の歳月をカナダのザイペックス本社で研究してここまで辿り着いたとの事。
施工後の途中経過などの写真資料のモデルとなって頂く前提で無料での施工となった今回、私も興味もありましたので、立ち会わせて頂きました。
実際は、養生もそれほど手間をかけてしっかりとするほどでもなく、笹島社長はペットボトルで持ってきた薬剤をバケツに移してローラーでコロコロと。。
施工時間は窓が二ヶ所、外部と内部に塗布するだけで1時間もかからずに終わってしまいました。
これで、コンクリートの再結晶化?のような化学反応が約14日程度で起こり、クラック部分が埋まっていくとの事です。
途中経過は私の方にも報告して頂くようになりましたが、これで、長年ストレスに感じていたことが解消できたら、私としても嬉しいです。
こういった新商品に関しても積極的に取り入れていこうと考えております。
それでは、またアップします。
公式Instagramはこちら